何十年とレースに関わってきて、現場で感じていたことでしたが今までうまく伝えられない事が有りました。だからといって、今日がうまく表現できるわけでは無いという事も加筆しておこう。
さて、感性を磨こう!どう思いますかこの題目。今日の日本においてどうでしょう、個人の感性を磨くという事。
私は20代後半には日本のレース界を飛び出しWGPに向かいました。日本国内では順当に進んで来たであろう私自身のレーシング人生が大きく変わりました。それはもちろんより幅広い世界に投げ込まれたからですが(自身で入っていたのですが)。それまで日本国内でやって来た事が通用せず大きな壁に当たった事がたくさん有ったことは今でも大きく自身の心に刻まれています。もちろん言葉の違いやナショナリティーによる思想の相違などなど。image2
しかし、レースで速く走らせるという共通の目標は変わらないのも事実。また、日本のレースシーンで培った事が虚像とかでは無く、また自身が信じてやった来た事が間違ってなかった事を改めて感じて、その技術を確実な物にすべく事を異国の地で1人模索をしたものでした。
当時は今現在とは大きく異なり、携帯電話もなく通信法も非常に限られた中でした。主な通信手段はFAX。しかし当時の欧州はテレックスからFAXへの移行期。レースウィークのプレスルームにはFAXマシンが有るものの普通の街ではかなり大きな企業に行かないとFAXが無かったころです。また、A4の1枚のレポートを送るのに1000円くらい掛かったような憶えでした。よって、国際電話なんかはとてもとても出来るような物ではありませんでした。だからこそ本当の自分とより向き合い、本当の自分自身の能力を測り知りその能力、テクニックをグランプリシーンで発揮できたのではと今でも思います。

(写真は本文と関係ありません。写真提供は山中琉聖選手)