先週末にとあるチームがレース参戦結果報告のために来社されました。彼らは日本では珍しいサイドカーレースをSIDEMCFAJなどで活動をしています。しかしながらMCFAJのみでは刺激が足りない?と感じたか、アメリカのパイクスピークスで行われているヒルクライムに挑戦したいと昨年から準備をしてきました。このイベントご存じの方もいらっしゃるのでは?2輪も4輪もそして3輪のサイドカーも同じコースを走るタイムトライアルです。なんとスタート地点は標高2800m。これでもそれなりの標高ですがその地点からフィニッシュラインの4300mまでを一気に駆け上DSC_0197がるものです。4300mってこの間、世界遺産に登録された富士山の標高より高いんですよ! この標高になると人間もそうですがエンジンだって・・・。特にNAのエンジンでは吸入できる空気密度が極端に減り、空燃費の大幅アジャストをしないと走れなくなってしまいます。そこでチームがコンタクトをしてきてRAPiD BIKEでエンジンマネージメントが出来ないかとの事。今年の年初からエンジンマネージメントのシステム構成やオペレーション方法を考査。そうそうにチームにRAPiD BIKEの機能ならびにお勧め構成をプレゼン、2月には取り付け、3月にはサーキットで占有時間をもうけて実走でセットアップを開始。国内では現地での高度(標高)でのテストは到底不可なので、今のベストを状態をまずは作り出し、ベースとするマップを製作。1日のテストでバッチリと速くなったようでドライバーの渡辺さんのご機嫌も上々。ここまではまずまずと進む。アメリカにマシンを送り出す直前に国内でのレースにも参戦、マップのリファインも問題なく進む。あとの問題は現地でのマップ製作をどうするか?本当は嶋根が現地に行きた~い!と思ったりしてはいましたが・・・。






Ken.T.Shimane